ハウスメーカー選定フェーズでのハウスメーカーとの打ち合わせ Vol.04

もう9月末。朝晩はだいぶ涼しくなってきた。そういや初めてハウジングギャラリーに行ったのは8月頭。ハウスメーカーと打ち合わせを進めてきて既に2ヶ月が経過しようとしている。そして遂に今日ハウスメーカーを決めるに至った。


セキスイハイム
8/13(水)、8/30(土)、9/7(日)、9/15(月)、9月21日(日)の工場見学、9月23日(火)と6回打ち合わせをしてきた。担当の方はかなり良い人だった。営業兼設計担当という形で動いてくれ、かなり魅力的な家を提案してきてくれた。わざわざレンタカーを調達して工場見学にも連れてってくれた。オブリックルーフ+フラットルーフ、ソーラーパネル、タイル外壁、コの字型の家、要望を網羅した間取りと収納の数、無理言って調整してもらった小屋裏収納と、徹夜もバリバリでかなり頑張ってくれた。だが、どうしても金額が折り合わず断念・・・

色んな部分でセキスイハイムは特徴のある会社だった。ただ営業と設計を1人でこなすのはあまりに無理があったのではないかと思う。他のハウスメーカーが契約する前から営業と設計が別々なのが多いにも関わらず、前に設計もやっていたからなのか1人で全てをこなしていた。という事もあって打ち合わせ時に出てくる提案資料は他社に比べてちょっと貧相ではあった。だがここまで頑張ってくれた営業担当は他にはいなかった。なので断る際も非常に心苦しかったのだが、最後まで担当の方は良い方であった。。。


パナホーム
9/13(土)、9/27(土)の2回の打ち合わせ。あまりに打ち合わせを始めるのが遅かった。そしてびっくりするほど高かった。EL・SOLANA Liviにほぼ全てを盛り込んだフルスペック仕様だから致し方ない面もあったのだが、それにしても高いと思っていたセキスイハイムよりも全然高いのにはびっくりした。検討していたハウスメーカーの中でも安い方だと思っていたのだが。。。

ただここにきてこだわっていた太陽光発電は想像以上に高く贅沢な構成だという事が理解できてきた。セキスイハイムパナホーム太陽光発電をやめれば予算範囲内に収まってくる。逆に敷地面積42坪、建築面積24坪、延床面積158平米程度の家を上下完全分離の2世帯で建てようとすると、そもそも大手ハウスメーカーであればどこでも予算的に厳しかったのかもしれない。ただ今回家を建てる上で太陽光発電 + オール電化は相当プライオリティを上げていた部分でもあったのでそこが難しいところだったのかもしれない。

タイミング的に早く決断したかったという事もあり、1回目の間取り提案で一気に価格を落としてくれたのだが、それでも折り合いがつかなそうな金額であったため、結果的に断る事になる。太陽光発電オール電化、素晴らしい間取り、スカイバルコニー、どこよりも格好いいタイル外壁、2階がオーバーハングしているシャープな外観とかなり魅力的な家だった。ここまで高かったとは・・・非常に残念・・・


住友林業
8/15(金)、8/31(日)9/7(日)、9/14(土)、9/20(土)、9/23(火)と6回打ち合わせをしてきた。住友林業は60周年記念という事で過去に例を見ない大々的なキャンペーンを行っていて、ソーラーパネルエコキュート完全無料、IHクッキングヒーター無料、無垢のフローリングも1フロアに限り無料、といきなり勝負にならないような値引き攻勢だった。まぁこの会社はそれだけではなく、初めに50,000円を支払ってから打ち合わせを始める代わりに、敷地調査だけではなく地盤調査まで行い、常に営業担当とは別に設計担当が張り付き、見積もりを出す段階でショールームに行ってほぼ全ての設備一式を確認できるやり方をしてきた。しかもどこをとってもソツの無い感じで、常に安心して打ち合わせを進めてこれた。そもそも住友林業はかなり高いと聞いていたので、ハウジングギャラリーに初めて行った時もまぁ無理かもしれないけど、ぐらいの気持ちであった。だが、この値引き攻勢により検討している会社の中で最も見積金額の安い会社になってしまった。

あまりにソツのないやり方のためそれが逆に心配だったりもしたが、間取りのプランニング力、営業力、内装設備の質どれも一級品だったと思う。まぁここの会社もキャンペーンがなければ恐らく手が出なかっただろう。毎年決算期に行うようなキャンペーンではなく、60周年記念という事が大きかったようだ。

9月末までの契約がキャンペーン自体の条件であったため、今日決断しなければいけなかったのだが、打ち合わせ前に奥さんと話をしてパナホームがもう少し頑張ってくれるだろうと期待して断るつもりでいた。というか打ち合わせが始まって即断りの話を切り出した。だが営業担当は「仕方ないですね、残念ですがご縁がなかったのでしょう」と言いながらも、メールで確認をお願いしていたところを説明しだした。


まぁせっかくだから聞いておこうと思って話しを聞いていくと、無理入って確認してもらった小屋裏収納の説明で最後の押しが始まってきた。そしておもむろにカバンから無垢のフローリングのサンプルを取り出し、「今回のキャンペーンであればこのチークの無垢材が使えたんですよ。すごいいいフローリングになります」と説明してきた。それを見た奥さんは完全にやられてしまったようで、私の方を見た。そして1度は断りの話をしたのだが、10分時間をもらって家族会議に突入。結局はパナホームの見積もりの高さが逆の意味で決め手となり、住友林業にお願いする事にした。



ついにハウスメーカー決定となった。くしくも初めてハウジングギャラリーで最初に入ったハウスメーカーだった。いずれにしてもキャンペーンがなければこのメーカーで同じスペックの家を建てるのは間違いなく難しかっただろうから、運も味方につけたと思って、この先も頑張っていきたい。